脱 「ベリーフック」 宣言
私は「Dコンタクト」 「トラウトチューンHW」などの小型シンキングミノーは全てシングルフックに交換しています。
以前、何気なく使用したトレブルフック標準装備のDコンを小虹に丸呑みされて、変わり果てた姿にしてしまったからです。
それにしても、渓魚を対象とした小型ミノーに何故トレブフック?下衆の勘繰りが当たっているような気がしてなりません。

スミス シュアーフック2G タテアイ
ちょっとした試行錯誤の上に辿り着き、現在も使用しているのがこのフックです。
このフックを使い始めてからは他のフックを一切使用していません。理由は2つあります。

2度と釣れないであろうブラウントラウト70cm
理由① 上記のブラウンを釣ったのがこのフックだから。早い話、験を担いでいるからです。
理由② 上記のブラウンを釣った際、フックが折れたり伸びたりしなかったから。性能を信頼しているからです。
しかしこのフックで釣りをしていると・・・・

年がら年中こういう状態になります。あたりまえですが、こうなる度にいちいち解かなければなりません。
これが結構な大問題?で、せっかくベイトタックルで釣りをしているというのに、ひじょ~に手返しが悪いのです。
そしてこの手返しの悪さは、時として釣果や精神衛生に強い悪影響を与えます。まぁ~、イラつきます。
だったら違うフックを検討すればよいのですが、上記の理由+「めんどくさい」ので文句を言いつつ使い続けていました。
こういった状況にとうとう嫌気がさし、前回の釣行でついに、「あること」を実行しました。
それは以前から常に念頭にありながら、実行したくてもなかなか実行に移せないことでした。

そう、ベリーフックを取っ払いました。
何故、今まで実行できなかったのか?
私の主なターゲットであるニジマスがベリーに喰ってくるのは、私の経験上50尾中1~2尾、確率にして2~4%です。
さらに私がこれまで釣った40cm以上の虹は、全部が全部テールに喰ってきているのです。ベールフッキング率0%です。
でももし、50UPがベールにアタックしてきてフッキングできなかったら・・・と思うと、どうしても外せませんでした。
では何故、前回釣行時に実行できたのか?
それは「どっちにしたって、50UPなんてそうそう掛からないだろうがっ!」
という妙な開き直りというか、ネガティブな発想がこれまでの「迷い」を断ち切ったのでした。
そしていざ、テール1本のミノーで1日振り倒してみると
・
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もう快適そのもの!キャスト前のストレスが消滅しました。
消滅したストレスの正体が、フック同士の絡みを「解く」作業だけではないことにすぐ気がつきました。
それはフック同士の絡みの「有無を確認する」作業です。知らずうちに体にしみつき今までほぼ無意識で行っていたのです。
そして実釣を続けていると、フックがテールに1本しかないことによるメリットが次から次へと出現しました。
①ランディングネット使用時にフックがネットに絡まない。
当然です。1本しかないフックは魚の口に掛かっているのですから。
②キャッチした魚が暴れても、フックで魚体を傷つけることがない。
当然です。1本しかないフックは魚の口に掛かっているのですから。
③フックがラインに絡まる回数が減った。
当然です。フックの数が1/2になったのですから、絡まる確率も1/2になります。
④経済的
当然です。フックの数が1/2になったのですから、コストも1/2になります。
ぜ~んぶ当然と言えば当然の事なのですが、私はただフック同士が絡まるのが嫌だっただけ。
それが外してみると思ってもいなかった(もっと早く気付けよ!)メリットの数々、思わぬ副産物でした。
そしてデメリットなのですが、私は体感することは一切ありませんでした。
巷で読んだ「フックをいじるとルアーアクションが変化することがある」も「ホントか?」と言いたくなる感じです。
Dコンに限れば変化なし、あったとしても私にとってはホンノ些末なこと、それよりシングルのDコンを出せよ!です。
というわけで、
ベリーフックが付いた小型ミノーは今後一切使わない!とここで宣言します!
以前、何気なく使用したトレブルフック標準装備のDコンを小虹に丸呑みされて、変わり果てた姿にしてしまったからです。
それにしても、渓魚を対象とした小型ミノーに何故トレブフック?下衆の勘繰りが当たっているような気がしてなりません。

スミス シュアーフック2G タテアイ
ちょっとした試行錯誤の上に辿り着き、現在も使用しているのがこのフックです。
このフックを使い始めてからは他のフックを一切使用していません。理由は2つあります。

2度と釣れないであろうブラウントラウト70cm
理由① 上記のブラウンを釣ったのがこのフックだから。早い話、験を担いでいるからです。
理由② 上記のブラウンを釣った際、フックが折れたり伸びたりしなかったから。性能を信頼しているからです。
しかしこのフックで釣りをしていると・・・・

年がら年中こういう状態になります。あたりまえですが、こうなる度にいちいち解かなければなりません。
これが結構な大問題?で、せっかくベイトタックルで釣りをしているというのに、ひじょ~に手返しが悪いのです。
そしてこの手返しの悪さは、時として釣果や精神衛生に強い悪影響を与えます。まぁ~、イラつきます。
だったら違うフックを検討すればよいのですが、上記の理由+「めんどくさい」ので文句を言いつつ使い続けていました。
こういった状況にとうとう嫌気がさし、前回の釣行でついに、「あること」を実行しました。
それは以前から常に念頭にありながら、実行したくてもなかなか実行に移せないことでした。

そう、ベリーフックを取っ払いました。
何故、今まで実行できなかったのか?
私の主なターゲットであるニジマスがベリーに喰ってくるのは、私の経験上50尾中1~2尾、確率にして2~4%です。
さらに私がこれまで釣った40cm以上の虹は、全部が全部テールに喰ってきているのです。ベールフッキング率0%です。
でももし、50UPがベールにアタックしてきてフッキングできなかったら・・・と思うと、どうしても外せませんでした。
では何故、前回釣行時に実行できたのか?
それは「どっちにしたって、50UPなんてそうそう掛からないだろうがっ!」
という妙な開き直りというか、ネガティブな発想がこれまでの「迷い」を断ち切ったのでした。
そしていざ、テール1本のミノーで1日振り倒してみると
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もう快適そのもの!キャスト前のストレスが消滅しました。
消滅したストレスの正体が、フック同士の絡みを「解く」作業だけではないことにすぐ気がつきました。
それはフック同士の絡みの「有無を確認する」作業です。知らずうちに体にしみつき今までほぼ無意識で行っていたのです。
そして実釣を続けていると、フックがテールに1本しかないことによるメリットが次から次へと出現しました。
①ランディングネット使用時にフックがネットに絡まない。
当然です。1本しかないフックは魚の口に掛かっているのですから。
②キャッチした魚が暴れても、フックで魚体を傷つけることがない。
当然です。1本しかないフックは魚の口に掛かっているのですから。
③フックがラインに絡まる回数が減った。
当然です。フックの数が1/2になったのですから、絡まる確率も1/2になります。
④経済的
当然です。フックの数が1/2になったのですから、コストも1/2になります。
ぜ~んぶ当然と言えば当然の事なのですが、私はただフック同士が絡まるのが嫌だっただけ。
それが外してみると思ってもいなかった(もっと早く気付けよ!)メリットの数々、思わぬ副産物でした。
そしてデメリットなのですが、私は体感することは一切ありませんでした。
巷で読んだ「フックをいじるとルアーアクションが変化することがある」も「ホントか?」と言いたくなる感じです。
Dコンに限れば変化なし、あったとしても私にとってはホンノ些末なこと、それよりシングルのDコンを出せよ!です。
というわけで、
ベリーフックが付いた小型ミノーは今後一切使わない!とここで宣言します!
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驚愕の光景!凄い渓があったもんだ
7月5日(土)
今回は関東からやって来たモンスタートラウトハンター、My従兄と一緒の釣行です。
ちなみに従兄は今回の来道が今年2度目で、6月の来道時にすでに虹50cmをキャッチしています。
さらに今回も北海道上陸3日目となる4日の早朝、とある渓で虹53cmをキャッチしているのです。
この日は従兄が2日に入り50UP虹を目撃するに止まった渓、私にとっては初となる渓に4:00に入りました。
渓に下りるといきなり好ポイント、ミノーをキャストするとすぐさま小虹のHIT&即バレです。
従兄が入渓済みの区間はスキップし、上流域と下流域、どちらに入るか悩んだ経緯がありました。
なのでいきなり反応があったことに2人して一安心、序盤は私が先行することにして遡行開始です。
初めての渓はやはり新鮮、従兄にしても初区間となるので会話も自然と弾みます。
渓相も良くポイントも豊富、しかし・・・嘘みたいに無反応な時間が2人を襲います。
そうこうしているとやっと2人に小イワナがHIT。「虹はどこいった?」という感じです。
2人とも敢えて口には出しませんが、様々な不安が沸き起こります。そして入渓2時間後にやっと・・・。

ニジマス40cm
時間は掛かりましたがファーストキャッチ虹が40UP!
「別の区間の方が良かったか?」と2人で言い始めていた矢先の1尾、非常に嬉しい1尾でした。

ドライフライをキャストする従兄。
私に続いて従兄にも虹がヒットしました。

ニジマス31cm
この渓は私がいつも入る渓より川幅があり、大小様々なポイントが点在しています。
しかし、その後も私はともかく従兄も苦戦が強いられることからわかるように「簡単な渓」ではないようです。
それでも良型が生息していることは間違いなく、従兄曰く、時折50cm級がドライフライを「見に来る」そうです。
この区間はどうやら魚影はやや薄い感じで生息する虹もスレ気味・・・という2人の見解は一致しました。

ニジマス30cm
こうして良型は姿を現さないまま予定脱渓地点に到着しました。
結果は私が30cmと40cmをそれぞれ1尾。従兄は36cmを頭に30UPが4尾でした。
時刻は9:30。もうそんな時間?と感じたあっという間の5時間半、やはりソロ釣行とは全然違います。
釣果はやや厳しいものとなってしましましたが、釣バナをしながらの従兄との遡行はとても楽しかったのでした。
第2ラウンドは協議の結果、従兄が前日に入った渓でやることにしました。
というのも、従兄は見事に53cmをキャッチしましたが、同時に良型を5尾もバラしているというのです。
しかもその内容は全てラインブレイク、2Xをブチ切って逃走したというもの。モンスター級が生息しているのです!
前日叩かれた渓の実情を知る良い機会でもありますし、何より「まさか!」があるかもしれません!
到着したのは11:00。実はこの渓、私は3度目で昨年従兄と一緒に入った渓でもあります。
そして今回入った区間は、増水のために過去3回は入りたくても入れなかった下流域なのです。
幸いにして先行者の車も止まっていません。膨らむ一方の期待をちょっとだけ押さえながら早速入渓しました。
第一ラウンドの渓と同様、素晴らしい渓相です。
そして開始してほどなくして私のミノーにファーストヒット、大きくはないですが滅茶苦茶に走り回ります!

ニジマス31cm
このサイズであのファイトですから、50UPが掛かったら壮絶ファイトになることは想像できます。
従兄の話では、前日は好ポイントでは瀬尻から良型が入っていたとのこと。いつも以上に慎重に遡行します。
そして従兄の話は事実でした。口を使わない40~50cmの虹が1~3尾をポイント毎に確認できるのです。
時間帯もそうですが、前日従兄に丹念に叩かれた影響もあるのでしょう。極めて渋いですが凄い渓があったものです。

ヤマメ22cm
渋い中で釣れた癒しのヤマメ。
狙いの獲物とは違いますが、状況が状況なので貴重な?1尾です。

銀化ヤマメ20cm
このヤマメを釣った直後、驚愕の光景を目撃することになりました。
同じポイントに従兄がフライを送り込むと水面が割れました。一気に下流に疾走します。
そして魚体を見せびらかすかのように水面から70~80cmのスーパージャンプ!55cm~60cmのメタボ虹です。
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結果はスーパージャンプ一発でフックアウト、という残念なものでした。
あれ程の魚体のあれ程のジャンプを初めて見た私は、掛ける言葉も見つからずただただ呆然としていました。
しかし従兄は私と違って絶叫して喚き散らしたりグズグズ泣き言を言う訳でもなく、驚くほど淡々としています。
これが大物を逃したり獲ったりの経験が豊富なモンスターハンターの姿なのか?私には到底真似できません。
その次にバラしたのは私でした。岩盤スリットにミノーを送り込むと一発で喰ってきたニジマス。
これがまた滅茶苦茶に走り回った挙句にジャンプ一発~フックアウト。サイズは目測35,6cmでした。
「今のサイズでもあんなに走るの?」と従兄に言わしめた、天晴な暴れっぷりでした。
こうして良型をキャッチできないまま、事前に聞いていた終了地点となる魚止めに到着しました。
ここがまた凄い場所で40~50cmの虹が2~3尾、断続的にジャンプしています。ライズではなくジャンプなのです。
釣れない魚だとは容易に想像できますが、本当に誰が何をキャストしてもまっ~たく相手をしてくれません。
こうして長い長い1日の、合計約15kmにも及ぶ遡行は終了となったのでした。
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と、思ったのですが!
「何とか巻いて上に行ってみようや!」と二人の意見は瞬殺で一致しました。
とは言え左右はほぼ切り立った崖、見渡してもおいそれと巻けるような箇所はありません。
それでも試行錯誤とミスは絶対に許されないプチロッククライミングを断行し、何とか巻きに成功しました。
従兄が「せっかく登ったんだから溜まりを見てみようぜ!」と言うので、2人で下を覗きこんでみると・・・
60cm虹のスーパージャンプなど霞んでしまうほどの、息を飲む驚愕の光景が目に飛び込んできました。
溜りには50~70cmのニジマスが少なく見積もっても20尾以上泳いでいるのです。
嘘みたいな光景です。「千歳サケのふるさと館」にだって、あの程の密度であれだけのサイズと数の虹はいません。
興奮と感動とある種のいら立ちが融合し、それが一向に収まりません。50~70cmがウヨウヨ泳いでいるのです!
そしてあれだけの数がいたのに、2人であれ程キャストして1尾も掛からなかったことにもある意味感動したのでした。
私たち2人は、この日この時この渓の真の姿、この渓の持つポテンシャルの正体を知ったのでした。
興奮冷めやらぬまま新たな区間の遡行を開始するも、驚愕の光景が頭から離れない2人は釣りに集中できません。

苦労して巻いた区間でやっと釣れたのが上記のヤマメと小虹数尾のみでした。
いいだけ歩いて疲れもMAX、良型も掛からず何より気が抜けてしまったので、予定より早く藪を漕いで脱渓しました。
今回の釣行は釣果はパッとしませんでしたが、収穫は多すぎるほどでした。
新規の渓の開拓に新規区間の開拓、そして新規区間はしつこいですが凄まじい区間でした。
こんな素敵な1日を従兄と共に過ごせたのですから、もう何も言う事はありません!
従兄の滞在期間はあと3日間。従兄の好釣果を祈り、またの再会を約束して帰路に着いたのでした。
今回は関東からやって来たモンスタートラウトハンター、My従兄と一緒の釣行です。
ちなみに従兄は今回の来道が今年2度目で、6月の来道時にすでに虹50cmをキャッチしています。
さらに今回も北海道上陸3日目となる4日の早朝、とある渓で虹53cmをキャッチしているのです。
この日は従兄が2日に入り50UP虹を目撃するに止まった渓、私にとっては初となる渓に4:00に入りました。
渓に下りるといきなり好ポイント、ミノーをキャストするとすぐさま小虹のHIT&即バレです。
従兄が入渓済みの区間はスキップし、上流域と下流域、どちらに入るか悩んだ経緯がありました。
なのでいきなり反応があったことに2人して一安心、序盤は私が先行することにして遡行開始です。
初めての渓はやはり新鮮、従兄にしても初区間となるので会話も自然と弾みます。
渓相も良くポイントも豊富、しかし・・・嘘みたいに無反応な時間が2人を襲います。
そうこうしているとやっと2人に小イワナがHIT。「虹はどこいった?」という感じです。
2人とも敢えて口には出しませんが、様々な不安が沸き起こります。そして入渓2時間後にやっと・・・。

ニジマス40cm
時間は掛かりましたがファーストキャッチ虹が40UP!
「別の区間の方が良かったか?」と2人で言い始めていた矢先の1尾、非常に嬉しい1尾でした。

ドライフライをキャストする従兄。
私に続いて従兄にも虹がヒットしました。

ニジマス31cm
この渓は私がいつも入る渓より川幅があり、大小様々なポイントが点在しています。
しかし、その後も私はともかく従兄も苦戦が強いられることからわかるように「簡単な渓」ではないようです。
それでも良型が生息していることは間違いなく、従兄曰く、時折50cm級がドライフライを「見に来る」そうです。
この区間はどうやら魚影はやや薄い感じで生息する虹もスレ気味・・・という2人の見解は一致しました。

ニジマス30cm
こうして良型は姿を現さないまま予定脱渓地点に到着しました。
結果は私が30cmと40cmをそれぞれ1尾。従兄は36cmを頭に30UPが4尾でした。
時刻は9:30。もうそんな時間?と感じたあっという間の5時間半、やはりソロ釣行とは全然違います。
釣果はやや厳しいものとなってしましましたが、釣バナをしながらの従兄との遡行はとても楽しかったのでした。
第2ラウンドは協議の結果、従兄が前日に入った渓でやることにしました。
というのも、従兄は見事に53cmをキャッチしましたが、同時に良型を5尾もバラしているというのです。
しかもその内容は全てラインブレイク、2Xをブチ切って逃走したというもの。モンスター級が生息しているのです!
前日叩かれた渓の実情を知る良い機会でもありますし、何より「まさか!」があるかもしれません!
到着したのは11:00。実はこの渓、私は3度目で昨年従兄と一緒に入った渓でもあります。
そして今回入った区間は、増水のために過去3回は入りたくても入れなかった下流域なのです。
幸いにして先行者の車も止まっていません。膨らむ一方の期待をちょっとだけ押さえながら早速入渓しました。
第一ラウンドの渓と同様、素晴らしい渓相です。
そして開始してほどなくして私のミノーにファーストヒット、大きくはないですが滅茶苦茶に走り回ります!

ニジマス31cm
このサイズであのファイトですから、50UPが掛かったら壮絶ファイトになることは想像できます。
従兄の話では、前日は好ポイントでは瀬尻から良型が入っていたとのこと。いつも以上に慎重に遡行します。
そして従兄の話は事実でした。口を使わない40~50cmの虹が1~3尾をポイント毎に確認できるのです。
時間帯もそうですが、前日従兄に丹念に叩かれた影響もあるのでしょう。極めて渋いですが凄い渓があったものです。

ヤマメ22cm
渋い中で釣れた癒しのヤマメ。
狙いの獲物とは違いますが、状況が状況なので貴重な?1尾です。

銀化ヤマメ20cm
このヤマメを釣った直後、驚愕の光景を目撃することになりました。
同じポイントに従兄がフライを送り込むと水面が割れました。一気に下流に疾走します。
そして魚体を見せびらかすかのように水面から70~80cmのスーパージャンプ!55cm~60cmのメタボ虹です。
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結果はスーパージャンプ一発でフックアウト、という残念なものでした。
あれ程の魚体のあれ程のジャンプを初めて見た私は、掛ける言葉も見つからずただただ呆然としていました。
しかし従兄は私と違って絶叫して喚き散らしたりグズグズ泣き言を言う訳でもなく、驚くほど淡々としています。
これが大物を逃したり獲ったりの経験が豊富なモンスターハンターの姿なのか?私には到底真似できません。
その次にバラしたのは私でした。岩盤スリットにミノーを送り込むと一発で喰ってきたニジマス。
これがまた滅茶苦茶に走り回った挙句にジャンプ一発~フックアウト。サイズは目測35,6cmでした。
「今のサイズでもあんなに走るの?」と従兄に言わしめた、天晴な暴れっぷりでした。
こうして良型をキャッチできないまま、事前に聞いていた終了地点となる魚止めに到着しました。
ここがまた凄い場所で40~50cmの虹が2~3尾、断続的にジャンプしています。ライズではなくジャンプなのです。
釣れない魚だとは容易に想像できますが、本当に誰が何をキャストしてもまっ~たく相手をしてくれません。
こうして長い長い1日の、合計約15kmにも及ぶ遡行は終了となったのでした。
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と、思ったのですが!
「何とか巻いて上に行ってみようや!」と二人の意見は瞬殺で一致しました。
とは言え左右はほぼ切り立った崖、見渡してもおいそれと巻けるような箇所はありません。
それでも試行錯誤とミスは絶対に許されないプチロッククライミングを断行し、何とか巻きに成功しました。
従兄が「せっかく登ったんだから溜まりを見てみようぜ!」と言うので、2人で下を覗きこんでみると・・・
60cm虹のスーパージャンプなど霞んでしまうほどの、息を飲む驚愕の光景が目に飛び込んできました。
溜りには50~70cmのニジマスが少なく見積もっても20尾以上泳いでいるのです。
嘘みたいな光景です。「千歳サケのふるさと館」にだって、あの程の密度であれだけのサイズと数の虹はいません。
興奮と感動とある種のいら立ちが融合し、それが一向に収まりません。50~70cmがウヨウヨ泳いでいるのです!
そしてあれだけの数がいたのに、2人であれ程キャストして1尾も掛からなかったことにもある意味感動したのでした。
私たち2人は、この日この時この渓の真の姿、この渓の持つポテンシャルの正体を知ったのでした。
興奮冷めやらぬまま新たな区間の遡行を開始するも、驚愕の光景が頭から離れない2人は釣りに集中できません。

苦労して巻いた区間でやっと釣れたのが上記のヤマメと小虹数尾のみでした。
いいだけ歩いて疲れもMAX、良型も掛からず何より気が抜けてしまったので、予定より早く藪を漕いで脱渓しました。
今回の釣行は釣果はパッとしませんでしたが、収穫は多すぎるほどでした。
新規の渓の開拓に新規区間の開拓、そして新規区間はしつこいですが凄まじい区間でした。
こんな素敵な1日を従兄と共に過ごせたのですから、もう何も言う事はありません!
従兄の滞在期間はあと3日間。従兄の好釣果を祈り、またの再会を約束して帰路に着いたのでした。
思惑外れて、ギリギリ40UP虹
6月28日(土)
「次回は別の渓を訪れたいと思っています。」
と前回の釣行記事を結んだのですが、また同じ渓を訪れてしまいました。
前々回そして前回の釣行での忘れ物を獲りに・・・そう、50UP虹を獲るためです。
同じ渓で2度続けて逃したままではやはり具合が悪い・・・ということで3:30に入渓しました。
今年訪れた中では一番の渇水、さて魚のご機嫌はいかがなものか?
・・・ご機嫌もクソもありません。行けども撃てどもバイトもチェイスもありません。
のっけからしんどい展開ではありますが「良型は必ず潜んでいる」という根拠ある自身は揺るぎません!
なので慌てずのんびり続けているとやっと1尾目が掛かりました。入渓1時間以上経過後の初HITです。

ヤマメ23cm
今年の初ヤマメ。過去2釣行では一切姿を見せなかった獲物です。
銀毛化が始まってるようで白銀の鱗がポロポロ剥がれ落ちます・・・ってここは道東!
ヤマメはまだ未解禁の獲物、どちらにせよ即リリースです。そして程なくして2尾目がHITです。

ヤマメ23cm
またまたヤマメ。狙いの獲物とは違いますが、やっと活性が上がってきたか?
いえいえ、以降は散発的にロッドが曲がるようにはなりましたが「高活性」という感じではありません。

「ここぞ!」というポイントでの空振りが多く、釣れても20cm前半です。
さらに全体的に掛かりが浅く、巻いてる途中や釣り上げた途端に外れることも多いのです。

ニジマス31cm
本日初の30UPです。次は40UP、否、50UPを目指して釣り上がります。
ところがこの後、2度にわたって悲しい出来事に遭遇することになってしまいました。
・40前後の虹が喰ってきたが、ものの2~3秒でフックアウト・・・。
・50前後の虹が喰ってきたが、ジャンプ一発~着水数秒でフックアウト・・・。
いずれも掛かりが浅く、まともなファイトになりませんでした。
とても残念ですが、こういうケースでは「魚の機嫌が悪かった」と諦めるしかありません。
とは言え、いずれもこの目で見たわけですし1尾は50cm級。やるせないったらありません。
と同時に、「どうしてガツンッ、と喰ってこね~んだよっ!」と怒り狂ったのも事実です。
以降も諦めずに良型を狙い続けますが、もうノーチャンスな気がしてなりません。
ヤマメはあれっきり姿を見せず、釣れても小虹オンリーという展開が続きます。
するとめったやたらと走りまくる虹が掛かりました。猛スピードと言う言葉がピッタリです。

ニジマス37cm
魚体のコンディションの良さと美しさは抜群ですが、やはりサイズがもの足りません。
狂ったように走り回るファイトも素晴らしかったのですが、重量不足のためこれまたもの足りません。
そしてこの1尾が期待の6km区間での最大魚、いつも脱渓する橋の下に到着してしまいました。
いつもなら一旦退却し車で別区間に移動するのですが、この日は2km先にある魚止めまで続けることにしました。
この先の2km区間はもう随分長いこと入ってないですし、もしかするともしかするかも?なんて思ったからです。
橋をくぐって歩いていくと意外なことに、足跡が全然ありません。
近日中の入渓者はいないということを意味するので、期待が少し膨らみます。
待てよ・・・釣り人が来ない程の荒れたフィールドになってしまったのか?いやいや前回も車が止まっていました。
とにかく行くと決めたのですから前進あるのみです!すると程なくしてこの区間の1尾目が釣れました。

アメマス33cm
虹もヤマメも綺麗ですが、やっぱりアメマスも綺麗!ちょっと嬉しい1尾です。
と喜んでいられたのは束の間でした。以降は朝イチ同様、ぜ~んぜん魚が釣れないのです。
そんな無反応が続く中、やっと2尾目が掛かりました。ジャンプをくれたそいつは40前後のブラウンです!
ところが・・・着水して数秒であっさりポロリ・・・またしてもまともにファイトをさせてもらえませんでした・・・。
「今日これ、何回目よ・・・」
訪れる少ないチャンスは全部浅掛かり・・・正直もうお手上げです。
それでもクタクタになりながら魚止めまで続けました。結果、2km歩いて釣れたのは3尾のみ。

ニジマス30cm
足で釣果を稼ぐ手法は通用せず、久しぶりに入った区間も酷い結果になってしまいました。
しかし歩かずして釣果を得ることは私には無理です!4km区間を目指して車で移動を開始しました。
駐車スペースには幸い車はありません。叩かれた後とは思いますが、とりあえず先行者はいなくてホッとします。
入渓するとそこはもう足跡だらけ・・・足跡はこの際かまいませんが、足跡と比例するかのように反応がありません。
歩いても歩いても歩いても歩いても、忘れた頃にウグイが掛かるだけ。1尾としてトラウトが掛かりません。

脱渓予定地点からわずかに下流のなんてことはないポイント。
もうこの頃になると「魚を釣ろう」というより「あそこにミノーを入れよう、落とそう」という意識です。
ところが、こんなところに虹が潜んでいてくれて、ミノーをガッツリ喰ってくれた上、ビュンビュン走ってくれました。

ニジマス40cm
やや細身のギリギリ40UPですが、まるで砂漠でオアシスを発見したかのような気持ちになりました。
そして湧き上がる満足感と安堵感・・・。今日の展開でこれ以上を望んではバチが当たるというものです。

同ポイントで追加した小虹です。
そしてこの1尾が最後の1尾となり納竿としました。結局4km釣り上がって釣れた虹はたったの2尾でした。
50UP虹を獲るための遠征はギリギリ40UP虹1尾という結果に終わりました。
まあ、期待大の早朝の6km区間で獲れなかった時点で、すでに思惑は大外れなわけです。
それでも総距離12kmの遡行をした私に、渓の神様は最後の最後にささやかなプレゼントを用意してくれていました。
ジャスト40cmとはいえ、これが釣れると釣れないとでは私にとっては大違い・・・愛おしい40cm虹に大感謝です!
「次回は別の渓を訪れたいと思っています。」
と前回の釣行記事を結んだのですが、また同じ渓を訪れてしまいました。
前々回そして前回の釣行での忘れ物を獲りに・・・そう、50UP虹を獲るためです。
同じ渓で2度続けて逃したままではやはり具合が悪い・・・ということで3:30に入渓しました。
今年訪れた中では一番の渇水、さて魚のご機嫌はいかがなものか?
・・・ご機嫌もクソもありません。行けども撃てどもバイトもチェイスもありません。
のっけからしんどい展開ではありますが「良型は必ず潜んでいる」という根拠ある自身は揺るぎません!
なので慌てずのんびり続けているとやっと1尾目が掛かりました。入渓1時間以上経過後の初HITです。

ヤマメ23cm
今年の初ヤマメ。過去2釣行では一切姿を見せなかった獲物です。
銀毛化が始まってるようで白銀の鱗がポロポロ剥がれ落ちます・・・ってここは道東!
ヤマメはまだ未解禁の獲物、どちらにせよ即リリースです。そして程なくして2尾目がHITです。

ヤマメ23cm
またまたヤマメ。狙いの獲物とは違いますが、やっと活性が上がってきたか?
いえいえ、以降は散発的にロッドが曲がるようにはなりましたが「高活性」という感じではありません。

「ここぞ!」というポイントでの空振りが多く、釣れても20cm前半です。
さらに全体的に掛かりが浅く、巻いてる途中や釣り上げた途端に外れることも多いのです。

ニジマス31cm
本日初の30UPです。次は40UP、否、50UPを目指して釣り上がります。
ところがこの後、2度にわたって悲しい出来事に遭遇することになってしまいました。
・40前後の虹が喰ってきたが、ものの2~3秒でフックアウト・・・。
・50前後の虹が喰ってきたが、ジャンプ一発~着水数秒でフックアウト・・・。
いずれも掛かりが浅く、まともなファイトになりませんでした。
とても残念ですが、こういうケースでは「魚の機嫌が悪かった」と諦めるしかありません。
とは言え、いずれもこの目で見たわけですし1尾は50cm級。やるせないったらありません。
と同時に、「どうしてガツンッ、と喰ってこね~んだよっ!」と怒り狂ったのも事実です。
以降も諦めずに良型を狙い続けますが、もうノーチャンスな気がしてなりません。
ヤマメはあれっきり姿を見せず、釣れても小虹オンリーという展開が続きます。
するとめったやたらと走りまくる虹が掛かりました。猛スピードと言う言葉がピッタリです。

ニジマス37cm
魚体のコンディションの良さと美しさは抜群ですが、やはりサイズがもの足りません。
狂ったように走り回るファイトも素晴らしかったのですが、重量不足のためこれまたもの足りません。
そしてこの1尾が期待の6km区間での最大魚、いつも脱渓する橋の下に到着してしまいました。
いつもなら一旦退却し車で別区間に移動するのですが、この日は2km先にある魚止めまで続けることにしました。
この先の2km区間はもう随分長いこと入ってないですし、もしかするともしかするかも?なんて思ったからです。
橋をくぐって歩いていくと意外なことに、足跡が全然ありません。
近日中の入渓者はいないということを意味するので、期待が少し膨らみます。
待てよ・・・釣り人が来ない程の荒れたフィールドになってしまったのか?いやいや前回も車が止まっていました。
とにかく行くと決めたのですから前進あるのみです!すると程なくしてこの区間の1尾目が釣れました。

アメマス33cm
虹もヤマメも綺麗ですが、やっぱりアメマスも綺麗!ちょっと嬉しい1尾です。
と喜んでいられたのは束の間でした。以降は朝イチ同様、ぜ~んぜん魚が釣れないのです。
そんな無反応が続く中、やっと2尾目が掛かりました。ジャンプをくれたそいつは40前後のブラウンです!
ところが・・・着水して数秒であっさりポロリ・・・またしてもまともにファイトをさせてもらえませんでした・・・。
「今日これ、何回目よ・・・」
訪れる少ないチャンスは全部浅掛かり・・・正直もうお手上げです。
それでもクタクタになりながら魚止めまで続けました。結果、2km歩いて釣れたのは3尾のみ。

ニジマス30cm
足で釣果を稼ぐ手法は通用せず、久しぶりに入った区間も酷い結果になってしまいました。
しかし歩かずして釣果を得ることは私には無理です!4km区間を目指して車で移動を開始しました。
駐車スペースには幸い車はありません。叩かれた後とは思いますが、とりあえず先行者はいなくてホッとします。
入渓するとそこはもう足跡だらけ・・・足跡はこの際かまいませんが、足跡と比例するかのように反応がありません。
歩いても歩いても歩いても歩いても、忘れた頃にウグイが掛かるだけ。1尾としてトラウトが掛かりません。

脱渓予定地点からわずかに下流のなんてことはないポイント。
もうこの頃になると「魚を釣ろう」というより「あそこにミノーを入れよう、落とそう」という意識です。
ところが、こんなところに虹が潜んでいてくれて、ミノーをガッツリ喰ってくれた上、ビュンビュン走ってくれました。

ニジマス40cm
やや細身のギリギリ40UPですが、まるで砂漠でオアシスを発見したかのような気持ちになりました。
そして湧き上がる満足感と安堵感・・・。今日の展開でこれ以上を望んではバチが当たるというものです。

同ポイントで追加した小虹です。
そしてこの1尾が最後の1尾となり納竿としました。結局4km釣り上がって釣れた虹はたったの2尾でした。
50UP虹を獲るための遠征はギリギリ40UP虹1尾という結果に終わりました。
まあ、期待大の早朝の6km区間で獲れなかった時点で、すでに思惑は大外れなわけです。
それでも総距離12kmの遡行をした私に、渓の神様は最後の最後にささやかなプレゼントを用意してくれていました。
ジャスト40cmとはいえ、これが釣れると釣れないとでは私にとっては大違い・・・愛おしい40cm虹に大感謝です!
波乱のスタートだったけど、なんとか挽回
6月15日(日)
「先週の雨で適正水量になっているだろう?」と読み、前回大渇水だった道東の渓を再び訪れました。
過去3年、日曜日に渓流トラウトを全くやっていない私・・・小さくはない不安を抱えて3:30に入渓しました。
まず水量を見て驚きました。全くとは言いませんが、前回の時と比べてちょこっと増えた程度です。
そしてガッツリ残っている足跡・・・木・金とあれだけ荒れたのですから、土曜日に誰かが入ったのは確実です。
「やっぱり土曜日に来たかった」と己のスケジュールを恨みましたが、ナント開始5分で「ドカン」ときました!
目測50cm弱の虹です。そいつはジャンプ1発をくれた後、散々走り回った挙句、下流に猛突進していきました。
まあ、いつものパターンです。引きは強烈ですが、下流は障害物も落差も無い瀬がしばらく続いています。
下る虹を追走しながら、一定のテンションを保っていると、突然「ブツンッ」・・・ミノーだけ戻ってきました・・・。
「な・ん・で・い・ま・の・で・は・ず・れ・る・の?」
虹に急加速されたわけでもなく、私が引っ張ったわけでもなく、テンションが緩んだわけでもない・・・。
今まで数多くの良型虹をバラシてきましたが、このようなバラシ方は初めてで、かなり納得がいきません。
原因らしきものは推測できなくもないですが・・・dunkeld06さんならわかるでしょうか?
いずれにせよ、開始直後に良型ゲットのチャンスを逃してしまったわけです。
もちろん落胆しましたが、それよりも「スタートで大コケ」が以後に及ぼす悪影響が心配です。
焦るとロクな事はありません。まだ始まったばかりと自分に強く言い聞かせ、同ポイントにキャストすると・・・

ニジマス25cm
うまい話などそうあるわけもなく、2匹目のドジョウは出ませんでした。
しかし活性は割と高いようで、以後もポツポツとですがウグイ交じりで小虹が釣れてきます。
ウグイは余計ですが、前回はとにかくバイトが無かったので、これはこれで好材料です。


チビですがアメマス系イワナも釣れてきます。
その後も小型を追加しながら、ようやく虹のサイズUPに成功しました。

ニジマス31cm
本日初の30UPです。
さらなるサイズUPを目指していると・・・

ニジマス33cm
なんという小刻みなサイズUPでしょうか?
というか、そもそも朝イチでしっかり獲っていれば何も問題なかったわけです。
良型が掛からないまま残存遡行区間が減り続けるわけですから、どうしても焦ってしまいます。
「今日はもうノーチャンスなのか?」と不安も増大していく中、やっとチャンスが訪れました!
見えた魚体は40cm前後。
しかし、なんかドタバタした引き方・・・どうやらブラウンが掛かったようです。
な~んて思っていたら下流に猛突進です。虹?ブラ?いずれにせよ朝イチの獲物程ではありません!

ニジマス41cm
「やった~!」と「よかったぁ・・・」が入り混じった気持ちが沸き起こります。
ホントはもう一回り大きい奴を獲りたかったのですが、バラシてる奴は贅沢な事は言えません!
さて、ギリ40UPですが私は落ち着きました。
以降も相変わらず小型がポツポツ釣れますが、「良い子たちだな~」という感じです。
でも、良型はまだいるはず・・・50cm弱をバラシたダメージを41cmで回復できるのですから幸せな男です。
こうして半分浮かれながら到着した好ポイント、するとここでも「ドンッ」ときました!
先程の41cmよりも明らかに大きいです。
そしてこいつも41cmと同じようにドタバタした引きをするのです。
「???」と思っていたら、こいつも下流に猛ダッシュ、あれよあれよと20m程引っ張られてしまいました。
朝イチの「ブツンッ」が脳裏をよぎります・・・がこいつはなんとか無事キャッチできました。

ニジマス46cm
50UPとはいきませんでしたが、すっっっげっ~嬉しい1尾でした。
早朝の苦~い出来事も、これが釣れたからもういいやっ!となりました。
すっかり満足した私・・・
しかし、前回50cm前後を逃したポイントはまだ先です。

上の画像の黒円、何だかおわかりでしょうか?わかりにくいですが水鳥が泳いでいます。
そしてこともあろうに、前回50cm前後を逃したポイントというのは画像の少し上流なのです。
なのに、この水鳥がこの一帯を縦横無尽に泳ぎ回り、飛び去ったかと思いきや上空からダイブしてくるのです!
熊笛を吹いたり大声を出したり、ヤケクソで石を投げ込みましたが・・・絶好ポイントを諦めるしかありませんでした。
そうこうしているうちに眼前に脱渓予定の橋と・・・人が現れました。
ヤマメ狙いの年配の餌釣り師で、橋から釣り下ってきたとのこと。事実上のストップフィッシングです。
でも、ポイントを見るとキャストしたくなるのが釣り人の性!そしたら1尾だけ反応してくれた魚がいました。

ニジマス36cm
脱渓地点には車が2台止まっているので上流を続けるのは×。
そこで色々と見て回りましたが何処も車が止まっています。これが日曜日ということなのでしょう。
10時からは「日本対コートジボワール」もあることですし、第1ラウンド終了で完全納竿としました。
苦手意識MAXで仕方なく決めた日曜日釣行。
その上早朝1発目にやらかしてしまい、いったいどうなるかと思った1日。
ですが、そんな心配も結果的に取り越し苦労にしてくれた、素晴らしい渓に大感謝です!
この渓には2釣行ですっかり世話になりました。この感謝の念を忘れず、次回は別の渓を訪れたいと思っています。
「先週の雨で適正水量になっているだろう?」と読み、前回大渇水だった道東の渓を再び訪れました。
過去3年、日曜日に渓流トラウトを全くやっていない私・・・小さくはない不安を抱えて3:30に入渓しました。
まず水量を見て驚きました。全くとは言いませんが、前回の時と比べてちょこっと増えた程度です。
そしてガッツリ残っている足跡・・・木・金とあれだけ荒れたのですから、土曜日に誰かが入ったのは確実です。
「やっぱり土曜日に来たかった」と己のスケジュールを恨みましたが、ナント開始5分で「ドカン」ときました!
目測50cm弱の虹です。そいつはジャンプ1発をくれた後、散々走り回った挙句、下流に猛突進していきました。
まあ、いつものパターンです。引きは強烈ですが、下流は障害物も落差も無い瀬がしばらく続いています。
下る虹を追走しながら、一定のテンションを保っていると、突然「ブツンッ」・・・ミノーだけ戻ってきました・・・。
「な・ん・で・い・ま・の・で・は・ず・れ・る・の?」
虹に急加速されたわけでもなく、私が引っ張ったわけでもなく、テンションが緩んだわけでもない・・・。
今まで数多くの良型虹をバラシてきましたが、このようなバラシ方は初めてで、かなり納得がいきません。
原因らしきものは推測できなくもないですが・・・dunkeld06さんならわかるでしょうか?
いずれにせよ、開始直後に良型ゲットのチャンスを逃してしまったわけです。
もちろん落胆しましたが、それよりも「スタートで大コケ」が以後に及ぼす悪影響が心配です。
焦るとロクな事はありません。まだ始まったばかりと自分に強く言い聞かせ、同ポイントにキャストすると・・・

ニジマス25cm
うまい話などそうあるわけもなく、2匹目のドジョウは出ませんでした。
しかし活性は割と高いようで、以後もポツポツとですがウグイ交じりで小虹が釣れてきます。
ウグイは余計ですが、前回はとにかくバイトが無かったので、これはこれで好材料です。


チビですがアメマス系イワナも釣れてきます。
その後も小型を追加しながら、ようやく虹のサイズUPに成功しました。

ニジマス31cm
本日初の30UPです。
さらなるサイズUPを目指していると・・・

ニジマス33cm
なんという小刻みなサイズUPでしょうか?
というか、そもそも朝イチでしっかり獲っていれば何も問題なかったわけです。
良型が掛からないまま残存遡行区間が減り続けるわけですから、どうしても焦ってしまいます。
「今日はもうノーチャンスなのか?」と不安も増大していく中、やっとチャンスが訪れました!
見えた魚体は40cm前後。
しかし、なんかドタバタした引き方・・・どうやらブラウンが掛かったようです。
な~んて思っていたら下流に猛突進です。虹?ブラ?いずれにせよ朝イチの獲物程ではありません!

ニジマス41cm
「やった~!」と「よかったぁ・・・」が入り混じった気持ちが沸き起こります。
ホントはもう一回り大きい奴を獲りたかったのですが、バラシてる奴は贅沢な事は言えません!
さて、ギリ40UPですが私は落ち着きました。
以降も相変わらず小型がポツポツ釣れますが、「良い子たちだな~」という感じです。
でも、良型はまだいるはず・・・50cm弱をバラシたダメージを41cmで回復できるのですから幸せな男です。
こうして半分浮かれながら到着した好ポイント、するとここでも「ドンッ」ときました!
先程の41cmよりも明らかに大きいです。
そしてこいつも41cmと同じようにドタバタした引きをするのです。
「???」と思っていたら、こいつも下流に猛ダッシュ、あれよあれよと20m程引っ張られてしまいました。
朝イチの「ブツンッ」が脳裏をよぎります・・・がこいつはなんとか無事キャッチできました。

ニジマス46cm
50UPとはいきませんでしたが、すっっっげっ~嬉しい1尾でした。
早朝の苦~い出来事も、これが釣れたからもういいやっ!となりました。
すっかり満足した私・・・
しかし、前回50cm前後を逃したポイントはまだ先です。

上の画像の黒円、何だかおわかりでしょうか?わかりにくいですが水鳥が泳いでいます。
そしてこともあろうに、前回50cm前後を逃したポイントというのは画像の少し上流なのです。
なのに、この水鳥がこの一帯を縦横無尽に泳ぎ回り、飛び去ったかと思いきや上空からダイブしてくるのです!
熊笛を吹いたり大声を出したり、ヤケクソで石を投げ込みましたが・・・絶好ポイントを諦めるしかありませんでした。
そうこうしているうちに眼前に脱渓予定の橋と・・・人が現れました。
ヤマメ狙いの年配の餌釣り師で、橋から釣り下ってきたとのこと。事実上のストップフィッシングです。
でも、ポイントを見るとキャストしたくなるのが釣り人の性!そしたら1尾だけ反応してくれた魚がいました。

ニジマス36cm
脱渓地点には車が2台止まっているので上流を続けるのは×。
そこで色々と見て回りましたが何処も車が止まっています。これが日曜日ということなのでしょう。
10時からは「日本対コートジボワール」もあることですし、第1ラウンド終了で完全納竿としました。
苦手意識MAXで仕方なく決めた日曜日釣行。
その上早朝1発目にやらかしてしまい、いったいどうなるかと思った1日。
ですが、そんな心配も結果的に取り越し苦労にしてくれた、素晴らしい渓に大感謝です!
この渓には2釣行ですっかり世話になりました。この感謝の念を忘れず、次回は別の渓を訪れたいと思っています。
失敗?成功?道東遠征ニジブラ釣行
5月31日(土)
今年初となるフレッシュでの道東遠征、もちろん狙うのは良型のニジ・ブラです。
向かったのは毎年この時期に訪れているホームの渓、張り切って3:30に入渓しました。
テレメーターを見て予想できた通り、否、予想以上の大渇水です。
ですが落胆はしません。水質は良好ですし、何より昨年はもっと悪い条件で40UPは獲ってるからです。
・
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ところが!
入渓してから100分ノーバイト・・・
子ニジも、子ブラも、子イワナも、ウグイすら・・・な~んにも釣れません。
遥々道東まで来て期待の渓でこれですから、心中は穏やかではありません。
「そのうち釣れるさ」 → 「ここなら出るだろ」 → 「おっかしいな~」 → 「これマジでヤバイよ・・・」という感じです。
大きな不安と危機感に包まれながら遡行を続けていると、落ち込み~淵~深瀬という教科書ポイントに到着しました。
ここまで来る迄にも教科書ポイントは何カ所かありましたが、ここは今までのポイントとは一味も二味も違います。
何故かと言うと・・・「目測40UPの、たぶんニジマス」が頻繁にライズを繰り返しているからです!
ライズの主をミノーで仕留めたことなど無いくせに、俄然気合が入ります!
そして私のミノーを当然のように無視して、その主はライズを繰り返すのです。
「いっそのことスピナー引っ張ってやろうか」とも思いましたが、それをやってしまってはBeamsが泣くというものです。
するとライズの主が跳ねたと同時に、ミノーが水中で動かなくなりました。潜んでいたのは1尾だけではありませんでした。

ニジマス48cm
惜しくも50cmには届きませんでしたが、ここまでの経過もあって大感激でした。
久しぶりに味わうパワーとスピードとタフネスを備えたファイト、そして美しい容姿・・・もう最高です!
下流には沈み木があるので正直ヒヤヒヤしましたが、親指ドラグを駆使してなんとか無事キャッチとなりました。
*1~2分のファイトのせいか、その後はライズは止まってしまいました。
結局今回もライズの主をミノーで仕留めることはできず、今後も無理な感じです。
1尾釣るのに時間は掛かりましたが、その1尾は大満足の50弱です。
すっかり気分が良くなり張り切って遡行を再開しましたが、ま~た何も釣れない時間が繰り返されます。
しかし2度目のチャンスは訪れてくれました。小さな落ち込みにキャストするとワントゥイッチ喰ってきました!
そいつは1度ジャンプをくれた後、私に向かって突進してきました。テンションが緩んだので慌ててゴリ巻きです。
しかし時すでに遅く、無念のフックアウト・・・ジャンプをくれたそいつは50cm前後のニジマスでした・・・。
48cmを釣った喜びも、これでは半減してしまうというものです。
そしてその後は脱渓地点まで1尾も釣れず、6kmも遡行して2バイト1キャッチという結果に終わってしまいました。
時間が経って逃したショックからは立ち直りましたが、どうにも胸のモヤモヤが晴れません。
当然このままでは終われないので、第2ラウンドを開始するべくフィールド選定にかかります。
ですがこの時点で故障した親指がかなり痛んでおり、長い区間・時間の遡行は無理と判断。
過去に良い思いをしたということである程度期待ができ、なおかつ途中で脱渓可能な区間に移動しました。
移動先も同じように渇水しており、「1尾だけでいいから良型を」という気持ちで遡行開始です。
そして第1ラウンドとは違い、開始早々からポンポン釣れてきます。コイ科の外道の王様が。
湧き上がってくる「このまま止めて車に戻っちまおうか」という気持ちを何とか押し殺して王様を追加していくと・・・。

ニジマス29cm

ニジマス23cm

ニジマス23cm
子虹の3連発です。これでとりあえず第1脱渓ポイントまでは続けることにしました。
しかし以降は王様の入れ食い、誇張ではなくルアーを動かせば20~35cmの王様が喰ってきます。
激痛を我慢して難易度の高いポイントにミノーを入れても、虹が混ざらず王様ばかり釣れ続けます。

第1脱渓ポイントまであと100mという地点でちょっと不思議なことが起こりました。
ここまでどこでもバカスカ釣れていた王様が、ここに限って全く釣れないのです。
妙な感じを覚えつつ、「完全帰宅モード」でキャストを続けていると「ドンッ!」と来ました!

ブラウントラウト46cm
最高に嬉しい1尾でした。
ぜんっっっっぜん釣れる気がしない、また実際全く釣れていない中、ド終盤に40UPが釣れるとは!
このブラウンのおかげでモヤモヤした気持ちは晴れあがり、スッキリした気分で釣りを終えることができました。
そしてこれはあくまで推測ですが・・・。
あれだけいた王様があそこに限って釣れなかったのは、このブラウンが居座っていたから。
そして裏を返せば、ここまで通過してきたポイントにはブラウンはいなかったということだ、と勝手に思ったのでした。
私は40cmを1mmでも越えるニジ・ブラが1尾でも釣れれば「行って良かった」と思えるタチです。
ですが遠方まで赴き、今回のように全体を通して貧果で尚且つ良型も逃しているとなると・・・。
それでも40UP1尾で良しとする私が2尾も釣ったのですから、その部分だけ見ればやはり上出来と思えるのです。
よって今回の遠征は成功ということにしておきます。最後のブラウン君には大感謝です!
今年初となるフレッシュでの道東遠征、もちろん狙うのは良型のニジ・ブラです。
向かったのは毎年この時期に訪れているホームの渓、張り切って3:30に入渓しました。
テレメーターを見て予想できた通り、否、予想以上の大渇水です。
ですが落胆はしません。水質は良好ですし、何より昨年はもっと悪い条件で40UPは獲ってるからです。
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ところが!
入渓してから100分ノーバイト・・・
子ニジも、子ブラも、子イワナも、ウグイすら・・・な~んにも釣れません。
遥々道東まで来て期待の渓でこれですから、心中は穏やかではありません。
「そのうち釣れるさ」 → 「ここなら出るだろ」 → 「おっかしいな~」 → 「これマジでヤバイよ・・・」という感じです。
大きな不安と危機感に包まれながら遡行を続けていると、落ち込み~淵~深瀬という教科書ポイントに到着しました。
ここまで来る迄にも教科書ポイントは何カ所かありましたが、ここは今までのポイントとは一味も二味も違います。
何故かと言うと・・・「目測40UPの、たぶんニジマス」が頻繁にライズを繰り返しているからです!
ライズの主をミノーで仕留めたことなど無いくせに、俄然気合が入ります!
そして私のミノーを当然のように無視して、その主はライズを繰り返すのです。
「いっそのことスピナー引っ張ってやろうか」とも思いましたが、それをやってしまってはBeamsが泣くというものです。
するとライズの主が跳ねたと同時に、ミノーが水中で動かなくなりました。潜んでいたのは1尾だけではありませんでした。

ニジマス48cm
惜しくも50cmには届きませんでしたが、ここまでの経過もあって大感激でした。
久しぶりに味わうパワーとスピードとタフネスを備えたファイト、そして美しい容姿・・・もう最高です!
下流には沈み木があるので正直ヒヤヒヤしましたが、親指ドラグを駆使してなんとか無事キャッチとなりました。
*1~2分のファイトのせいか、その後はライズは止まってしまいました。
結局今回もライズの主をミノーで仕留めることはできず、今後も無理な感じです。
1尾釣るのに時間は掛かりましたが、その1尾は大満足の50弱です。
すっかり気分が良くなり張り切って遡行を再開しましたが、ま~た何も釣れない時間が繰り返されます。
しかし2度目のチャンスは訪れてくれました。小さな落ち込みにキャストするとワントゥイッチ喰ってきました!
そいつは1度ジャンプをくれた後、私に向かって突進してきました。テンションが緩んだので慌ててゴリ巻きです。
しかし時すでに遅く、無念のフックアウト・・・ジャンプをくれたそいつは50cm前後のニジマスでした・・・。
48cmを釣った喜びも、これでは半減してしまうというものです。
そしてその後は脱渓地点まで1尾も釣れず、6kmも遡行して2バイト1キャッチという結果に終わってしまいました。
時間が経って逃したショックからは立ち直りましたが、どうにも胸のモヤモヤが晴れません。
当然このままでは終われないので、第2ラウンドを開始するべくフィールド選定にかかります。
ですがこの時点で故障した親指がかなり痛んでおり、長い区間・時間の遡行は無理と判断。
過去に良い思いをしたということである程度期待ができ、なおかつ途中で脱渓可能な区間に移動しました。
移動先も同じように渇水しており、「1尾だけでいいから良型を」という気持ちで遡行開始です。
そして第1ラウンドとは違い、開始早々からポンポン釣れてきます。コイ科の外道の王様が。
湧き上がってくる「このまま止めて車に戻っちまおうか」という気持ちを何とか押し殺して王様を追加していくと・・・。

ニジマス29cm

ニジマス23cm

ニジマス23cm
子虹の3連発です。これでとりあえず第1脱渓ポイントまでは続けることにしました。
しかし以降は王様の入れ食い、誇張ではなくルアーを動かせば20~35cmの王様が喰ってきます。
激痛を我慢して難易度の高いポイントにミノーを入れても、虹が混ざらず王様ばかり釣れ続けます。

第1脱渓ポイントまであと100mという地点でちょっと不思議なことが起こりました。
ここまでどこでもバカスカ釣れていた王様が、ここに限って全く釣れないのです。
妙な感じを覚えつつ、「完全帰宅モード」でキャストを続けていると「ドンッ!」と来ました!

ブラウントラウト46cm
最高に嬉しい1尾でした。
ぜんっっっっぜん釣れる気がしない、また実際全く釣れていない中、ド終盤に40UPが釣れるとは!
このブラウンのおかげでモヤモヤした気持ちは晴れあがり、スッキリした気分で釣りを終えることができました。
そしてこれはあくまで推測ですが・・・。
あれだけいた王様があそこに限って釣れなかったのは、このブラウンが居座っていたから。
そして裏を返せば、ここまで通過してきたポイントにはブラウンはいなかったということだ、と勝手に思ったのでした。
私は40cmを1mmでも越えるニジ・ブラが1尾でも釣れれば「行って良かった」と思えるタチです。
ですが遠方まで赴き、今回のように全体を通して貧果で尚且つ良型も逃しているとなると・・・。
それでも40UP1尾で良しとする私が2尾も釣ったのですから、その部分だけ見ればやはり上出来と思えるのです。
よって今回の遠征は成功ということにしておきます。最後のブラウン君には大感謝です!